みりんが生まれたのは、焼酎が造り始められた戦国時代の頃ではないかとのこと。
1400年ごろからあった米、米麹、もち米で作る3~5%の低アルコールの酒、「練酒」に焼酎が入れられたようです。
「では、原料の米を見てください。岐阜県産の米を使っています」
と社長の加藤さん。事務所裏の倉庫に連れて行ってくれました。
倉庫にある米は、フォークリフトで運びやすいフレキシブルコンテナバッグ(通称フレコン)に入れて保管されていて、一袋1.08トン入っていると記録紙に書いてありました。
白扇酒造の本みりんの甘みや旨みの元となるもち米は、飛騨のきれいな水で育てられた「たかやまもち」が原料です。焼酎用の米は地元で育てられた「あさひのゆめ」。また仕込みに使う水は4本ある井戸からくみ上げた地下水。
原料について加藤さんは「できるかぎり地元産のものを使っていきたいです。それがこの町を活気づけることになりますし、ここの自然を守ることにもなると思います」と力強い。
この地元を大切にする意気があればこそ、昔ながらの時間と手間のかかる醸造法を続けられるのだろうと、話を聞きながら納得しました。
May 6, 2013
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