アイシスガイアネットDays - WEBマガジン・アイシスのスタッフによるブログ。

June 21, 2015

急遽、葡萄の袋掛けに行ってきました。

葡萄の房が育ち、そろそろ袋がけの時期と佐藤さんから言われたので、6/21(日)に袋かけの予定をしていた。つまり今日。でも天気予報によると雨が降りそうとのことだったので、急きょ昨日の正午を過ぎてから山梨県甲斐市のブドウ園に行ってきた。やはり、今日は雨が降ったので、昨日行っておいてよかったと思う。

葡萄の房が濡れていると袋かけするのはよくないとのこと。袋の中でかびたりするのだろうか?

この袋掛けが必要な理由は、おもに、「晩腐病」にならないようにするため。昨年、一昨年の収穫の時にブドウの房にところどころ粒が乾いてしわしわにちぢんでいるものを見かけた。それがこの病気にかかった粒だったようだ。
この病原菌は、前年のつるや巻きひげの中に菌糸状にいて冬を越す。梅雨時に、胞子を飛散させたり、雨で流れてつる伝いに、今年の房に付着しまう。その房が熟成して甘くなってくると病気が発生し、ブドウの粒が腐ってしまう。ブドウ農家に恐れられている病気で、収量を大幅に減らしてしまう。
そうとわかったからには、今年の冬場は、不要なこのツルの除去にも力を入れないといけない。
袋を入手したりで、結局、作業を本格的に始めたのは、17:00頃で、かけ終わった頃にはあたりは薄暗かった。19:30頃か?本格的な梅雨の長い雨の前に袋をかけられたので、一安心だ。
バラがまたもや咲いていたので、1枚撮影。花びらが詰まっていてきれいなピンク色だ。

June 8, 2015

葡萄の房に袋掛け直前の作業

先週は雨の日が2度ほどあり、水の心配は一旦安心。

昨日は葡萄の袋掛けを控えての作業。房はすでにブドウの粒となり始めている。まだ緑色の房の先端部分、10cmの範囲の粒を残して、切り落とす。たったこれだけの残りで大丈夫なのだろうか?と思うぐらい短く小さくなる。でも秋には、袋を破らんばかりにまで大きくなり、店頭で見かけるようなサイズにまで育つので、夏場の植物の勢いはすごい。

葉の写真の赤矢印は、葉の付け根から新たに伸びようとしているツル。葡萄の房を大きくしたいので、ツルは外して、その伸びる力を粒の方に向ける。今回の作業では、葉が生い茂っている中、このツルを見つけて、外すのに時間がかかった。

お昼時に佐藤さんたちと話したことで、例えば柿だと毎年成るけれども、表と裏の年があって、収量が年々違うとのこと。
実りの数をコントロールしていないと、木も休む年がある。
葡萄は、5月に集中して剪定作業が多い。剪定で、実をつけようとしている房を三分の一にまで減らすことになるため、かえって木を休めることにもなり、毎年収穫できる。木が疲れないようにと思えば、剪定作業は先々を考えて重要な作業だ。